ワクワク空間を創造するエス・エイチ・スペースの柿澤です。
今日は、前回のブログでお話ししました、住宅を購入する際の月々の支払いについてお話ししたいと思います。
家の購入に際しては、住宅ローンの支払だけでは無く、光熱費などの月々のランニングコストも考えるべきである旨のお話をしました。
家計に占める住宅ローンの割合が一番高いものでありますが、光熱費も大きなインパクトがあります。しかし、毎月当たり前に発生しているものなので、この光熱費を抑える住まいづくりをしていない住まいが多いのであります。
現在では、省エネルギーのエアコンや冷蔵庫など、家電製品は省電力機能のタイプがほとんどであります。ハウスメーカーによっては、全館空調を売りにしている住まいづくりも多くあります。
確かに、どの部屋にいても室温が同一なのは、身体への負担も少ないいい事でありますが、新築から10年後のメンテナンス費用がどのくらい発生するか、しっかり試算しておく必要があります。
10年経過しましたら、屋根や外壁、サッシ廻りの防水についてのメンテナンスが必要となってきます。また、給湯設備も買い替えの時期となります。
要するに、家を維持するのに費用が発生してくるのであります。
メンテナンスしないで住み続けていきますと、住まいは劣化し支障をきたしてきます。
これは、車をメンテナンスしないで乗り続ける事と同じであります。
昔の日本家屋でも、伝統工法でも、メンテナンス・修繕をし続けるから永く住むことができるのであります。
当社が考える住宅は、10年後に多大なるコストを要する建物にしては、いけないという事であります。
例えば、全館空調を設置するのであれば、来たるべく10年後のメンテナンス費用も、マンションの修繕積立金と同じように、しっかり貯蓄しておくべきなのであります。
そうしないと、いづれは負担が生じて計画性がなければ無理な状況に陥ります。
住宅ローンの月々の支払いだけでは無く、光熱費の支払い額および10年後のメンテナンスが過度に発生するような設備・仕様を避ける住まいづくりをする検討する事が重要です。
そのためには、環境を活かした建物プランを一邸一邸オーダーメイドする事が重要で、それが真の注文住宅であり、真の住宅取得後の資金計画になるのであります。
例えば、全館空調やエアコンをONしなくても、建物敷地の特性を加味した風の流れ(風向)をしっかり分析し、建物プランへ反映させている住まいと、机上で設計し敷地環境を踏まえないで住まい創りをしているのでは、どんな違いが発生すると思いますでしょうか?
自然の風が、お部屋を気持ち通り過ぎていく間取りでしたら、エアコンをONにする頻度は減ります=電気代の節約になります。 こうした住まいづくりが、光熱費などのランニングコストを下げているのであります。 風の道を設計に活かす事です。 住宅ローンの支払のみならず、月々の家計の出費を抑制することが、最大の目的。
その為には、設備の維持コストと間取りの風道をしっかり考える事も、住宅ローンの検討と同時に必要であるという事であります。 この点につきましてはも、改めてブログでお話したいと思います。 長文お読みいただき、ありがとうございました。
感謝 柿澤 哲次