先日テレビ番組で、東日本大震災時に高校生の息子さんを
津波で失ったご両親のドキュメントを見ました。
当時、自宅に居たはずの息子さんは、津波後行方不明となってしまったご家族の話です。
ある日突然、行方不明に・・・
息子さんの父は震災以降、ご自身の携帯から息子さんの携帯番号へメッセージメールを
送り続けているとの事。
もう10年以上。
返信の来ないメールを送り続けているのです。
私には、2人の息子がおります。
もし自分だったらと、考えました。
色々な想いが込み上げます。
普通の毎日にある日突然、思いもしないような辛い事がふりかかる。
当たり前が当たり前では無い ということを感じます。
私たちに出来る事は、楽しい住まいをつくる以前に
天災地変に強い住まいを創造する事。
天災地変は、突然に襲いかかります。
世の中で何があっても、家族だけは「自分が守る」。
そんな住まいを私たちは、実現したいと思うのです。
東日本大震災で、行方不明になられている方は
2500人以上いるとの事です。
ご家族の苦しみや悲しみは、計りしれないです。
こうした事実を、私たちは知る努力が必要であるとも思います。
そして自身の立ち位置で、出来ることをする。
地震に強い家をつくる。
そんな想いを再確認しました。
感謝
柿澤 哲次