建築の費用と労務費について
よく耳にする「御社の坪単価は、おいくらですか?」と
いう言葉・・・ について
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建築コストには大きく分けて2つの要素:
①材料費:
新聞やスーパーでの物価上昇と同様に、建築業界でも材料費が上昇しています。特に、数年ほど前からウッドショックにより木材価格が高騰しています 。
②労務費:
材料費だけでなく、職人の工賃も建築コストを構成する重要な要素です。
注文住宅におけるコストについて:
注文住宅は、顧客との打ち合わせを重ねて一つ一つ作り上げるため、企画住宅や建売住宅とは異なります。
顧客の家族構成、身長、テーブルの高さ、コンセントの位置など、細部にわたって打ち合わせを行うため、労務費がかかります。
労務費を削減することの影響:
打ち合わせ回数を減らすと、顧客の要望を十分に反映できず、後悔につながる可能性があります。
現場の職人も、十分な工期と適切な対価がなければ、丁寧な仕事ができません。
大量生産と品質について:
年間100棟や1000棟を手がける会社でも、職人の人数には限りがあります。注文住宅は一棟一棟異なるため、大量生産には限界があります。
職人が適切な時間と対価を得て、焦らずに仕事ができる環境が重要です 。
職人の質と対価:
職人も、より高い時給を求めるのは当然です。適切な対価を支払うことで、質の高い職人を確保できます 。
安価な労務費では、職人のモチベーションが低下し、結果として品質の低下につながる可能性があります。
現場の環境 :
工期が短いと、複数の職人が同時に作業を行うことになり、お互いに良い環境で仕事ができなくなります。
十分な工期とゆとりを持った作業環境が、良い家づくりには不可欠です 。
適切な労務費とは:
顧客との十分な打ち合わせ時間を確保し、要望を丁寧に聞き出すことが重要です。
職人が適切な対価を得て、丁寧に仕事ができる環境を整えることが、結果として顧客の満足につながります。
材料費について:
建売住宅のように同じ仕様のものを大量に購入する場合は、材料費を抑えることができます 。
しかし、注文住宅は一つ一つ仕様が異なるため、大量購入による割引は期待できません 。
顧客のこだわりを反映した家づくりには、適切な材料費がかかります
工務店の固定費 :
大手ハウスメーカーと比較して、地場の工務店は住宅展示場やモデルハウスを持たないため、固定費を抑えることができます 。
広告宣伝費も抑えているため、その分を建物原価に反映させることができます。
計画的な家づくり :
年間で建築する棟数を決め、必要な人数で計画的に家づくりを行うことで、無駄なコストを削減できます 。
計画的な家づくりは、顧客に良質な住宅を適正な価格で提供することにつながります。
まとめ:
建築コストは、労務費、材料費、建設会社の固定費によって構成されます 。
地場の工務店は、固定費を抑えることで、適正な価格で良質な住宅を提供できます。